「鋼鉄」シリーズは「外観はミルスペックグレードを再現し、機構部の信頼性は従来通りの品質」をコンセプトに取り組みます。
従来のSUSから実銃同等の素材「CS(カーボンスチール)」に切り替え、黒染めを用いフィニッシュ。SUSバージョンにない荒々しさを表現。本来の生産方法以上であるCNC全切削を用い「機構部の再現性」と「耐久性」を考慮し製作しています。
※実銃のようにスチールを用いリアルさを助長させていますがある程度キレイに保存する場合はメンテナンス時にサビ対策を施して下さい。

スチール全切削＆黒染め処理！鋼鉄の本命、ライフリングバレルSET。
ハイキャパ用ジュラルミンライフリングバレルで得たノウハウをベースに全切削をコンセプトとするPDIがM1911A1アウターバレルに挑戦！
もちろん、ガバメントを再現するという事ですので材質はスチールを選定し「鋼鉄」ラインナップのキーパーツとしています。
※本製品はチャンバーカバーとアウターバレルのみのセットです。上記画像の他パーツは該当しません。

接合部を設け2ピース構造としています

以下特徴的なポイントを紹介
●「刻印」..オールドガバメントをそのまま再現するため「PH」を彫っています。年代的にもマルイ純正を再現しているため違和感 無
●「作動性」..従来のメタルチャンバーカバーに無いスムースな作動性と組込みやすさは徹底した各部の採寸（3Dスキャナ）により、必要な箇所を見極めた上で手を加えています。本製品におきましてはチャンバー部がカバーに入らないと言った事は起こりません。
[組込み作業を公開]

●「色調」..実銃同様のスチール黒染め処理により色ムラを残したリアルな色調

PDI製鋼鉄シリーズ最大の魅力は材質を同等にした事で得られるリアルなユーズド感。スライドアクションにより必然的に黒色が剥がされますがその時こそが本当の意味での「リアルパーツ」に変貌する瞬間だと考えます。そして材質が焦点とされるのもまた、このタイミングでしょう。 コレクターアイテムとするだけでなく使いこなした後も味があるスチールバレル、ぜひ御試し下さい。

販売中の「鋼鉄プラグ」や「鋼鉄ブッシング」「鋼鉄ハンマー」等組み合わせると色調の統一が図れます。もともとマルイ製ガバメントは発表当時より「パーカライズドされたような色調を再現」と謳っていたように本体はパーカ色が強い為、スチール黒染め仕様の鋼鉄シリーズは落ち着いた色調をガバに与えトイガンにはない「雰囲気」を強調します。



これ迄にない「深く・鋭い」切削により「PH」刻印はスマートになっています。どうしても幅広になりがちな刻印が限界迄小振りに押さえられた事でシャープな印象を与えます


計算された「各部の逃がし」によりチャンバー部の出し入れがスムーズに！


手前が純正プラスチックアウターバレル。PDI製はもちろんパーティングラインは存在しません。また、画像のように「枯れた」感じを上手く表現する事に成功しています。


別売のPDI製M1911A1用鋼鉄MIL-SPECハンマーとあわせるとより一層ガバメントらしさを強調。

鋼鉄MIL-SPECハンマーはスプリングフィールドが製作した1911 MIL-SPEC型のハンマーで同形状のスパー型でありながら一層シャープな外観を誇ります。各部のエッジや面出し、黒染め具合等徹底的にこだわった内容。

鋼鉄ブッシング、鋼鉄プラグ、鋼鉄ライフリングバレル、鋼鉄MIL-SPECハンマー併用例




[チャンバーカバー部 製作段階]
自社にて製作しているため製作レポートを添付可能。スチールの板材からワイヤー放電加工機を用い切りだした状態の「第1工程」、下部を最適なサイズに切り落としバレルジョイント部の段差を彫り込んだ「第2工程」、さらに上面溝とバレルジョイントネジを製作した「第3工程」を紹介。※上記画像は第1工程にて行われた「ワイヤー放電加工機」により切り出された外周に沿い色調が変わっています。今後工程を踏むにつれ鏡面状態になっていきフィニッシュの黒染め作業により質感溢れる黒色へと変化します。