「クロスファイアによる PDIパーツ解説コーナー」
〜上手く組込むコツ〜専門用語解説迄〜
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日頃頂きますご質問や意外と知られていない小ネタまで一覧にしています。ビギナーの方やある程度までパーツを把握して頂いた方にぜひ読んで頂きたいと思っております。再発見や確認等に御役立てください。

[商品全般]
● [VCとは]
VCとはPDIオリジナルシステムである「バキューム」を指します。BB発射時の負圧を解消しより遠方へ飛ばす画期的システムです。開発から20年近く経った今日でさえ販売数を伸ばし続けているモンスターシステム。

● [HDとは]
HDとはハードを指し、ピストンに多用されています。ハードピストンは名が示すように耐久性に長け長期間の使用を実現します。

●[パワーアジャスターとは?]
  デルリン製のリングでピストン内部にて使用しスプリングテンションを稼ぐアイテム

●[スラストリングとは?]
  デルリン製のリングでスプリングガイドにて使用しスプリングのネジレからくる不正回転をガイドに伝えない「ベアリング」的なアイテム。ベアリングよりも安価で耐久性がある事からポンプ部に用いる事を推奨しています

●[パワーアジャスター、スラストリング]何枚迄追加できる?
  基本的に最大2枚としてください。それ以上はスプリングテンションを極端に変更してしまいバランスが崩れます。

●パルソナイトについて
 機械部品に対する要求品質は時代の趨勢を反映し、より高性能化(高速化、軽量 化、高精密化)しており、歪み・変形を低減する事が求められています。パルソナイト処理はこのような二一ズに答えるべく開発された新しい低温窒化法であり、従来の表面 硬化処理では必ずしも満足できなかった超高精度部品への適用を可能とするとともに、素材強度を低下させないため、内燃機関部品の疲労強度アップ、金型・工具などの寿命改善等に著しい効果 を発揮します。PDIでは「摩擦係数低減」「表面硬度の上昇」とその「発色」に注目し、各部位に採用。インナーバレルではBB弾の不正回転を減少させより命中精度を高める物とする一方でバレルブッシングやアウターバレルでは実銃の黒染めをリアルに再現しています。
耐食性という面において窒化処理中最高であるパルソナイトですが長期間の使用ではメンテナンス次第で酸化する可能性があります。
弊社では出荷時にオイルフィニッシュに加えシリコンスプレーを塗布しておりますので継続的なメンテナンスを実施してください。
また、内部に精度を求められるパーツの場合はご使用前に一度クリーニングを行い油分の調整を図ってください。
日本パーカライジング社 解説 参照

[銃本体について]
● [ロット毎の公差]
 同社製同製品においても生産するロットが変わればその工作精度が変化する可能性がございます。主要機械の変更、材質の変更、工場の変更等々ございますが、多くは一般的にアナウンスされません。PDIではできるだけ多くのサンプルデータを収集すべく開発・テストを繰り返しておりますが正確にロット毎の差を認識する事はできません。また、カスタムパーツである以上クリアランスの拡大はさけなければならない為、中にはベストフィットさせる為にあえてタイトめに設計し若干手を加えて頂く必要があるものもございます。ご了承ください。

● [サンプロ M40XBについて]
 サンプロ M40XBはこれまで「M40XB」→「新型・旧型」→「DX・STD」のようにバリエーション変更を行っております。PDIでは「新型=DX」、「旧型=STD」と認識しておりますが最も確実に見分ける方法としましてシリンダーヘッドのノズル長を基準にしています。20mmを旧型=STD、28mmを新型=DX、としています。必ずご購入前にご自身のXBのサイズを測って頂きました後にご購入して頂きますよう願います。
※サンプロのアナウンスでは 「新型=DX 可変HOP」、「旧型=STD 固定HOP」となっております。

[電動エアガンパーツ編 ]
● [M4系リアルアウターバレル ]フロントサイト取付後にサイトが傾く
  組込み時に片側のみからピンを打ち込むと片方に傾いてしまう可能性がございます。これを防ぐ為には必ず両サイドから少しずつピンを打ち込んでください。

● [M4系リアルアウターバレル ] 装着後ヒューズボックスが固定できない
リアルアウターバレルは強度向上のためバレル外径も太くしていますので純正ヒューズボックスが使用できません。ボックスを外しカスタムされたボックスを用いるなどして御使用ください。

● [M733系リアルアウターバレル ] M4サイズハンドガードが使用できない
M733は単なるM16コンパクトではなくM4よりも短いハンドガードを装備しています。純正M4ハンドガードやM4用カスタムハンドガードはサイズが合わないので流用できません。ご注意ください。

● [MP7 マズルベースとマズルアタッチメントの差異 ] 違いが分からない
純正状態のMP7にはマズルベースが装備されておりそこに各種ハイダー、アタッチメント等を装着するのですがこのマズルベースは二段加工が施されておりインナーバレルの延長ができません。インナーバレル延長をお考えの場合は段差のないPDI製マズルベース+各種ハイダー、アタッチメントを御使用ください。

● [AK リアルアウターバレル] 先端にネジが切られていない
AK用アウターバレルは他のバレルと異なりフロントサイト側にネジが切られている特殊形状です。PDI製リアルアウターバレルも純正にならいバレル側にはサイト固定穴のみとしています。

● [電動エアガン用バキュームピストンヘッド] 純正スプリングが使用できない
バキュームピストンヘッドを純正ピストンに取付ける場合、まず純正ヘッドをピストンから取り外します。そうする事でピストン内部からスプリングとスペーサーが外れます。バキュームピストンヘッドを装着後先ほどのスプリングを使用しようとするとスプリング前方のスペーサーが邪魔をして使用できません。この場合スペーサーからスプリングを抜き取り「L」時の部位をカットしてください。そうする事で使用が可能となります。

● [電動エアガン用メタルブッシュ] メカボックスに入らない
メタルブッシュの概念はしっかり固定された軸受けですのでメカボックスの凹凸よりも大きめに製作しています。「グッ」と押し込む事で剛性を高めるアイテムです

[ボルトアクションエアガンパーツ編 ]
● [ VSR-10 B↑] B↑とは何ですか?
  B↑とはボアアップを指し内径を拡大したPDIオリジナルのVSRシリーズです。シリンダー容量が増す事で安定したエアーの流量を確保でき初速の安定化と飛距離の向上に貢献します。使用時は全て専用パーツを御使用ください。

● [ VSR-10 トリガー周辺パーツ ]コッキングが重くボルトが戻らない
  純正トリガーシステムはAPSのようなシアーに対し垂直に力が働くタイプではなく、斜め上方にピストンが押し上げられるシステムになっています。このバランスは絶妙で若干の摩耗等が発生した場合にも設置角度が変わってしまい押上幅に影響が出ます。これにより「コッキングが重くボルトが戻らない」状況が発生します。PDI製1stシアー、2ndシアー、セットピン等の強化パーツを用いましてもこの角度修正にはテクニックと経験が必要となります。そこでPDIではどなたでも簡単にこの問題を解決できるツールとしましてνトリガーを開発しました。この商品はピストンエンドを伴う事でシアーのかかる方式をAPSのような垂直型へ切り替える事で根本的に解決しています

● [ VSR-10 テーパーシリンダーヘッド]純正シリンダーへ装着時にヘッドが抜ける
  純正シリンダーはネジ山が浅いためシリンダーヘッド側のネジが十分に入り込まず使用しているうちに抜けてしまう可能性があります。PDI製プレシジョンシリンダーをご使用ください。

● [ TYPE96 ]VCピストン使用時にコッキングインジケーターが使用できない
  VCピストン併用時はコッキングインジケーターを取り外します。VCシステムはピストンヘッド内部に収まる為インジケーターが干渉します。